精神症候学とは
精神症候学とは、患者に生じた異常体験を心理学的所見として取り出し、その特徴を適切な表現を用いて記載し、それぞれの成り立ちや相互関連、意味するところを吟味して再構成することにより、精神障害を把握しようとする精神医学の一方法とある。
先ず以って、患者かどうか確かめるためにある精神症候は、一般にとって必須の時代になった今、1900年に樹立した精神病者監護法に比べれば、こころの健康への取り組みは、大きく変化し精神医学を具体に知ることを求められるようになってきた事を認める良い機会になったのは、平成22年(2010)の民生委員達からの意見による。この日、私は児童虐待防止及び虐待防止策に余りの不十分を呈する地域と苦しみの当事者とのギャップを伝えるために、地域の民生委員達へ30分程の時間を分けて頂き、地域のこころの健康について、自己の実態と自己及び家庭はもとより、当事者に対する地域支援の問題点に改善を求めたものである。その際に民生委員達からの要望を私へ受けて丸10年。異状体験としての捉え方を科学的な見方で表現し、明らかな取り組みと始めようと欲する、精神症候学への挑戦である。一人間と人々との助けになり、回復になり、しいては健康になるため。また、健康を維持するために取り組むことをここに伝える。
2020.12.21